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Windows 10 KB5034203 以降のアップデートでキャッシュの問題を確認

2024年4月10日

1. 問題点
2. 問題点詳細
3. その他発生しそうな不具合は？
4. Microsoft Connected Cacheって何？
5. 解決策

問題点

Microsoft は、Windows 10 Version 22H2向けの更新プログラム「KB5034203」以降の更新プログラムを適用した環境で、Microsoft Connected Cacheノードを使用する際に問題が発生する可能性があることを認めました。「KB5034203」は2024年1月23日リリースなので、それ以降の更新プログラムは問題が発生する可能性があります。

Microsoft Connected Cache はインターネットサービスプロバイダー、企業および教育環境向けに特別に作成された機能であるため、Microsoft Connected Cacheって何って聞いたこともないよって、普通のユーザーにはこの問題は関係がありません。

対象OSはWindows10 22H2と21H2です。

問題点詳細

企業ネットワーク内の一部の Windows 10 デバイスでは Microsoft Connected Cache ノードの使用時に問題が発生し、その結果パブリックインターネットからのダウンロードトラフィックが増加する可能性があるとのことです。

その他発生しそうな不具合は？

最も可能性が高いのは、DHCP オプション 235 を備えたコンピュータに感染し、会社のネットワークの外部からアップデートやアプリをダウンロードさせることです。

Microsoft Connected Cacheって何？

企業ネットワークまたは教育ネットワーク全体に「Microsoft コンテンツ」を配信するためのソフトウェアベースのキャッシュを提供する機能 (現在プレビュー段階) です。企業は Microsoft Connected Cache （以下MCCと記載）を使用して、Windows 更新プログラム、Office クイック実行アプリ、Microsoft 365 アプリ更新プログラム、クライアントアプリ、および Windows Defender の定義更新プログラムを配布できます。インターネットサービスプロバイダーは、MCC を使用して Microsoft 製品のネットワーク帯域幅の使用量を削減することもできます。

解決策

１．DOCacheHostポリシーで「Cache hostname」で示されているようにMicrosoft Connected Cacheエンドポイントを構成する。DOCacheHostSourceを1に設定するか、「Cache hostname source」に示されているように削除する必要がある。デフォルトでは、DOCacheHostとDOCacheHostSourceポリシーには値がないことに注意。

２．サポートチャンネルで利用可能なグループポリシーを使用して軽減することもできる。組織はSupport for businessからサポートをリクエストできる。