WordPress エラー「更新に失敗しました。返答が正しいJSONレスポンスではありません。」
問題点
WordPressの記事を編集しており、保存や公開しようとすると、画面上部に画像のように赤い背景に
「更新に失敗しました。返答が正しいJSONレスポンスではありません。」と
表示されるようになった。
その後、記事を閉じ再度確認したところ、保存や更新がされていませんでした。
編集後に追記。このエラーは1例です。WAFが原因のアクセス不可(403エラー)が起因となっているので、例えば、WordPressのログイン画面でアクセス不可になるなど、WordPress中に急にアクセス不可になった場合は、こちらが原因の場合があります。WAFのログを見るとわかりますが、WAFのログの見方などが、サーバーによって異なりますので、今回は記載しません。WAF絡みのエラーは、さくらインターネットでは発生したことがありませんが、GMO系(ロリポップやConoHa Wing)では何件か対応させていただきました。
暫定的に回避するなら
調べてみると、ブロックエディター(Gutenberg(グーテンベルグ))が起因とのことで、Classic Editorのプラグインを入れるととりあえずは修復されました。ただし、Classic Editorは2022年に廃止が決まっているので、それでは根本的には解決がされない。
改善方法
.htaccessの内容
WordPressのルートにある、「.htaccess」の設定が飛んでいるとのことで中身を確認。
「mod_rewrite.c」に下記内容が最低限入っている必要がある。
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>
WAFのローカルIPアドレスを除外
WAF(WEBアプリケーションファイアウォール)の個別除外設定で、ローカル側のグローバルIPアドレスを除外する。ローカル側のグローバルIPアドレスは、通常特に契約をしていない場合、固定ではないので注意が定期的に変更する必要があります。
#Gutenberg対策 start--------
<IfModule mod_siteguard.c>
SiteGuard_User_ExcludeSig ip(ローカル側のグローバルIPアドレス)
</IfModule>
#Gutenberg対策 end--------
WordPressのルートにある、「.htaccess」の最後に2行くらいあけてから上記のコードを追加してください。
この設定の場合は、WordPressで特定のIPだけWAFが動かない設定となります。セキュリティー面の問題があるので、必要以上のIPは登録しないでください。
ローカル側のグローバルIPアドレスは、次で表示されたものです。
あなたのローカル側のグローバルIPアドレス: 18.119.125.61 です。
このIPアドレスは、プログラムを組んでいますので、見る方によって異なります。
その他
このエラーは、今回は記事を記載時に発生したので、そちらをメインにしましたが、WordPressの更新系全般的に発生し、また、管理画面のログイン時にも発生します。
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