ECサイト店長から見た、ECサイトの決済方法の選び方

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概要

ECサイト店長から見た、2021年のECサイトの決済方法の選び方やメリットやデメリットなどを紹介しようと思います。ECサイト運営者やこれからやろうとしている方向けの記事となります。2018年ごろから始まった、キャッシュレス決済(PAYPAYなど)のユーザーが年々増えています。2021年現在、購入=支払い完了(代引決済を除きますが、ストアが出荷できる状態)を選ぶユーザーがほとんどとなり、銀行決済(振込)を選ぶユーザーがほとんどいなくなった印象です。

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ECサイトの決済の種類

決済の種類は大体下記のようになりますが、もちろんそれ以外にもあります。
割合に関しては、少し古い情報となりますが、平成 30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)の情報となります。複数回答ありの情報なので、合計は100%以上になります。また、ECサイトに関係しないものに関しては除外しています。

  • クレジットカード決済:66.1%
  • コンビニエンスストアでの支払い:30.9%
  • 代金引換:26.9%
  • 銀行・郵便局の窓口・ATMでの振込・振替:23.7%
  • ネットバンキング・モバイルバンキングによる振込:12.4%
  • 電子マネーによる支払い:4.2% (各種PAY払いなどもここのジャンルに入る。)

コロナ禍のECサイトの決済に関して

2020年~2021年のコロナ禍の中、管理しているECサイトの支払い状況や年齢層を見ると、「コンビニエンスストアでの支払い」、「銀行・郵便局の窓口・ATMでの振込・振替」は大幅に減ってきて、その分、「電子マネーによる支払い」に含まれる「キャッシュレス決済(PAYPAYなど)」が大幅に伸びてきていると思います。企業宛ての荷物や領収書希望が記載の荷物に関しては、基本的に「代金引換」、「銀行・郵便局の窓口・ATMでの振込・振替」と「ネットバンキング・モバイルバンキングによる振込」となっております。ヤフーショッピングの調査店舗では、支払い割合は下記のような感じです。

  • クレジットカード決済:65%
  • PAYPAY払い:20%
  • 代金引換:5%
  • 銀行振込:5%

※ヤフーショッピングはクレジットカード決済+PAYPAY払いも可能
※調査店舗では、コンビニ支払いを未実施

ヤフーお得意のポイントのばら撒きでPAYPAYの割合が高まった印象です。

新規注文が来た時点で、支払いに関して言えば、出荷ができている状態になっていることは非常に良いことです。支払いがなくても購入されている場合は、在庫をその間取り置きもしないといけませんし、何度か支払い催促をしないと注文のキャンセルも当然できません。その分の作業もかかります。

EC決済から見る受注や出荷の負担を下げるには

どうしても銀行決済の場合は、見間違いなどの人的ミスが発生します。また、ECサイトと運送会社のシステムとの連携ができていない場合は、代金引換の金額ミスや入れ忘れなどの人的ミスも発生します。

前の項でも記載しましたが、支払いを待っている間、間違えて販売されないように、商品を確保しておかないといけないという手間が増えます。複数のECサイトを運営している場合でも、在庫管理システムの1元管理がされている場合は、特に商品を確保しなくても大丈夫です。

ECモールの運営者からの指示で通常ECサイトでは、入金に関する催促の連絡は何回かしてからキャンセルするように指示があるため、そのあたりの処理も結構面倒です。

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コンビニ払いに関して

誰でも24時間支払いが可能という意味では、コンビニ払いは非常に良い決済方法なのです。ただし、支払いに必要なコードがメールで送られてくることが多く、ECモール経由で送信されるメールは、「迷惑メール」として振り割られることが多いです。そのため、購入者より支払いコードが来ないとECサイト運営者に連絡がくることが非常に多くなります。連絡が来た場合は、購入者に支払いコードの見方の連絡をしてあげないといけませんが、通常支払い期間が3日間くらいなので、返事を返した購入者が見た時には期間切れになっていることも多いです。大体のモールでは再度コンビニ払いを選択ができませんので、銀行振り込みをしてもらうしかなくなります。

後払いに関して

最近では、商品を受け取った後、後日代金を支払う、後払いをしているECサイトは減ってきたと思います。基本的には、デメリットが大きいからだと思います。例えば、2017年~2019年頃に取り込み詐欺の進化系が多く発生し、誰も済んでいない住所で登録して玄関で受け取ったり、運送会社の営業所に連絡して営業所で受け取るなどがニュースなどで報じられました。その後、そういう人が捕まったかはわかりませんが、ECサイトは基本的に損害だけが残ります。

年々、ECサイトをターゲットとした、詐欺も増えていますので、狙われやすい後払いは極力やめた方がよいと思います。

銀行決済に関して

キャッシュレス決済が始まる前の2017年くらいまでは、ECサイトは大体5種類くらいの銀行口座を用意するのが普通でした。過去形で記載しているということは、2021年現在どうなったかというと、新規でECサイトを始める場合は、ゆうちょ銀行とメガバンク1行でよいと思います。キャッシュレス決済が始まった2018年くらいを境に、銀行決済の振り込み手数料無料の条件が次々なくなっていました。ECサイトが複数の銀行口座を用意していたのは、どのお客様もできるだけ手数料がかからないようにするためでしたが、2021年現在はその理由がなくなったためです。ゆうちょ銀行は、ゆうちょダイレクトで回数制限がありますが、無料のためにお勧めです。

代金引換に関して

法人購入時に特に使われますが、こちらは、2018年ごろからAmazonでの購入時を中心に存在しない住所からの注文等が多く発生しています。Amazonで代金引換を見かけることが少ない理由の一つです。他のECモールでももちろんあるのですが、Amazonだけが異常に多い印象です。

通常、代金引換で商品が出荷元に戻ってきた場合は、往復の送料の負担は出荷元になります。購入者に法人が少ないジャンルの場合は、この決済方法はデメリットが多いです。

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