USDJPY 2024年6月3日(月)相場の状況と今後の見通し
はじめに
USDJPY 2024年6月3日(月)の為替展望を記載します。
先週の振り返りとして、2024年5月31日(金)19時に財務省の外国為替平衡操作の実施状況が発表され、おおよその予想通りに近い9兆7,885億円でしたね。
注目点は、152円は買いが入りやすいのを確認されてしまい、160円は介入警戒が出やすいため、どちら抜けるかだと思います。
USDJPY 月足
白線が25月移動平均線、赤線が75月移動平均線、緑線が200月移動平均線です。
月足の現在は、上昇トレンド中で、意識されているのは2か所。
1か所目はアベノミクスでの一番の円安になった2015年6月につけた125.86円。2023年1月に戻りにもなっているので、ここを割らないことには週足の上昇トレンドは継続。
2か所目は、2022年9月~10月の日銀介入によって抑えた151.946円。2023年11月、12月にも上値チャレンジされたが、介入警戒と日銀会合待ちからの肩透かし発言やチャレンジング発言などで、戻りになったポイントです。三角持ち合いを超えてきたので、月足の下値は152円を下値にした動きになりそうです。
直近足だと、4月の上昇足の実態が5月の下降足の実態を包んだうえでの8割くらいの下髭が出ているので、上昇の可能性が非常に高いですが、ファンダメンタル的には介入の可能性があること、世界的には8月の長期休暇に向けた、ポジション整理やトレード控えが増えてきている時期によるボラティリティ低下などで、9月入るまでは、152円~160円のレンジになる可能性があるかと思います。
USDJPY 週足
週足の直近は、少しずつですが、円安に上昇トレンド継続にみえます。2022年ごろから上昇トレンジは、25週移動平均(白色)を割ることが少ないので、割るまでは円安トレンド、割ってくると、相場観が変わり、レンジか、下降に代わる可能性がでそうです。
USDJPY 日足
日足は、152円を上値にしていた三角持ち合いを超えての、上昇トレンド中。
今年に入って25日移動平均線(白色)を下回ってる日が少なく。そこからも上昇トレンドを確認でき、直近だと2024年5月16日(木)も25日移動平均線(白色)に下髭をつけて戻ってきていることからも、意識されている感じがします。25日移動平均線(白色)を割ると円売りは警戒した方がよさそうです。
投資判断は自己責任
投資者が、外国為替証拠金取引(FX)の投資判断にて誤り損失を被ったとしても、それは全て自らが負担するという原則のこと。常にリスクの伴う証券取引においては、投資家はそのリスクを十分理解したうえで、投資について調査・検討し、自らの責任の下で投資を行わなければならない。 また、当ページは、個人的な為替展望をまとめているだけで、特定の個人に向けての投資助言ではありませんので、いかなる場合においても、損失・利益が生じても関与しません。
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