Windows Update 2026年5月の不具合情報まとめ|KB5089549・KB5087544の確認ポイント

Windows Update 2026年5月の確認ポイントとして、Windows11とWindows10の更新、KB番号、Secure Boot、BitLocker回復キー、既知の問題を整理する図解

2026年5月のWindows Updateが公開されました。

今回の月例更新では、Windows 11向けの KB5089549、Windows 10向けの KB5087544 を中心に、Secure Boot証明書更新、BitLocker回復キーに関する既知の問題、更新後に確認したい点が整理されています。

さらにMicrosoftは、2026年5月15日に、KB5089549で一部端末がエラー 0x800f0922 によりインストール完了できない問題を、既知の問題として公式に追加しました。

この記事では、2026年5月のWindows Updateについて、対象KB、不具合情報、更新前後に見るべきポイントをまとめます。

確認日:2026年5月16日

2026年5月16日追記:KB5089549について、エラー 0x800f0922 を伴うインストール失敗がMicrosoft公式の既知の問題として掲載されたため、本文を更新しました。

先に結論:2026年5月更新で確認したいポイント

2026年5月のWindows Updateでは、次の点を先に確認すると整理しやすいです。

  • Windows 11 25H2 / 24H2向けは KB5089549
  • Windows 10向けは KB5087544 だが、対象はESUやLTSC系に限られる
  • KB5089549では、一部端末でエラー 0x800f0922 により更新が完了しない既知の問題が確認されている
  • Microsoftは、EFI System Partitionの空き容量不足、特に10MB以下の場合に起こりやすいと説明している
  • KB5089549の問題はKnown Issue Rollback(KIR)で緩和が進められており、一般利用端末では自動反映が案内されている
  • KB5087544は、条件付きでBitLocker回復キー入力が必要になる既知の問題あり
  • 対象端末では C:\Windows\SecureBoot フォルダーが追加される場合がある
  • Secure Boot証明書更新の流れと関係するため、過度に不安を煽らず公式説明を確認する

2026年5月の主なWindows Update一覧

対象更新プログラム主な確認ポイント
Windows 11 25H2 / 24H2KB5089549エラー 0x800f0922 のインストール失敗が既知の問題として追加、Secure Boot、BitLocker回復問題の修正
Windows 10 ESU / Enterprise LTSC 2021 / IoT Enterprise LTSC 2021KB5087544BitLocker回復キーの既知の問題、Secure Boot、Remote Desktop警告表示修正

この記事では、既存PCで影響が大きいWindows 11 25H2 / 24H2向けのKB5089549と、Windows 10 ESU / LTSC系向けのKB5087544を中心に扱います。

Windows 11 KB5089549の確認ポイント

KB5089549は、Windows 11 version 25H2 / 24H2向けの2026年5月セキュリティ更新プログラムです。

  • 対象:Windows 11 25H2 / 24H2
  • 公開日:2026年5月12日
  • OSビルド:26200.8457 / 26100.8457
  • セキュリティ修正を含む月例更新
  • 4月のオプションプレビュー更新由来の非セキュリティ修正も含む

既知の問題:0x800f0922で更新が完了しない場合がある

Microsoftは、2026年5月15日に、KB5089549で一部端末がエラー 0x800f0922 によりインストール完了できない問題を、既知の問題として追加しました。

Microsoftの説明では、EFI System Partition(ESP)の空き容量が限られている端末で発生する可能性があり、特に空き容量が10MB以下の場合に起こりやすいとされています。

影響を受ける端末では、次のような流れになる場合があります。

  • 更新の初期段階までは進む
  • 再起動中の35〜36%付近でインストールに失敗する
  • 更新がロールバックされる
  • 「Something didn’t go as planned. Undoing changes.」と表示される場合がある
  • 最終的にエラーコード 0x800f0922 が記録される

この問題は、単なる一時的な失敗ではなく、2026年5月16日時点でMicrosoft公式の既知の問題として確認できます。

KIRによる緩和とMicrosoftが案内している対応

Microsoftは、この問題に対してKnown Issue Rollback(KIR)による緩和を案内しています。

  • 一般利用端末や、IT部門で集中管理されていない業務端末では、緩和策が自動的に反映される
  • Windowsを再起動すると、KIRの反映が早まる場合がある
  • 企業管理端末では、管理者が専用のグループポリシーを適用する方法が案内されている

また、Microsoftは回避策の1つとして、ESPに関するレジストリ設定を変更して更新を通す方法も掲載しています。ただし、レジストリ編集は誤操作時の影響が大きいため、一般利用者が安易に実施するより、まずはMicrosoft公式ページで自分の環境に該当するかを確認する方が安全です。

Microsoftは、今後のWindows Updateで正式な解決策を提供予定としています。現時点では、KIRの反映状況と公式案内の更新を確認するのが基本です。

BitLocker回復に入りにくくする修正

KB5089549では、ブートファイル更新後の起動信頼性を高め、BitLocker回復に入らず正常起動しやすくする修正が説明されています。

Microsoftは、2026年4月のセキュリティ更新後に、一部環境でBitLocker Recoveryへ入る可能性があった問題について、この更新で修正したと案内しています。

Secure Boot証明書更新との関係

KB5089549では、新しいSecure Boot証明書を自動受信できる対象デバイスの範囲を広げる更新が含まれています。

ただし、証明書の配布は段階的に進められます。すべての端末に同じタイミングで同じ変化が出るとは限りません。

Windows 10 KB5087544の確認ポイント

KB5087544は、Windows 10向けの2026年5月更新ですが、対象は一般的なWindows 10 Home / Pro全体ではありません。

  • Windows 10 ESU
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2021
  • Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021

対象外のWindows 10環境でKB5087544が見つからない場合は、まずOSエディションとサポート対象かどうかを確認してください。

既知の問題:一部環境でBitLocker回復キーが必要になる場合がある

KB5087544では、特定条件をすべて満たす一部環境で、更新後の初回再起動時にBitLocker回復キーの入力が必要になる可能性が案内されています。

Microsoftは、この問題について、IT部門で管理されていない個人用デバイスでは該当する可能性は低いと説明しています。

影響が出る可能性があるのは、次の条件をすべて満たす限定環境です。

  • OSドライブでBitLockerが有効
  • PCR7を含むTPM検証プロファイルがグループポリシーまたはレジストリで設定されている
  • msinfo32.exe でPCR7バインドが「不可能」と報告される
  • Windows UEFI CA 2023証明書がセキュアブートDBに存在する
  • 2023年署名のWindows Boot Managerをまだ実行していない

この条件に該当する企業管理端末では、更新前にBitLockerグループポリシーやPCR7状態を確認した方が安全です。

Remote Desktopの警告表示修正

KB5087544では、2026年4月の更新後に発生する可能性があった、Remote Desktop Connectionのセキュリティ警告ダイアログ表示の問題が修正されたと案内されています。

複数モニターで表示倍率が異なる構成において、警告ダイアログが正しく描画されない場合があったとされます。

C:\Windows\SecureBoot フォルダーが作成された時の確認ポイント

2026年5月の更新後、一部端末では C:\Windows\SecureBoot フォルダーが追加される場合があります。

Microsoftの説明では、このフォルダーには、Secure Boot証明書の更新状態を検出したり、Active Directory環境で安全に展開したりするためのサンプルスクリプトが含まれます。

主に企業のIT管理者向けの内容であり、一般利用者が慌てて削除したり、不審なフォルダーと決めつけたりする必要はありません。

Secure Boot証明書の更新を過度に煽らず確認する

Microsoftは、2011年に発行されたSecure Boot証明書が2026年6月以降に期限切れを迎えると案内しています。

ただし、2023年証明書をまだ受け取っていない端末が、ただちにWindowsを起動できなくなると単純化するのは適切ではありません。Microsoftは、未更新端末も通常のWindows Updateは引き続き受け取れる一方、将来的な新しいブート保護を受けにくくなる可能性があると説明しています。

Secure Boot証明書について詳しくは、次の記事でも整理しています。

Windows Updateに表示されない場合に確認したいこと

対象KBがWindows Updateに表示されない場合は、まず次を確認してください。

  • 使っているWindowsのバージョンが対象か
  • すでに更新が適用済みでないか
  • 更新の一時停止や企業向け更新ポリシーが設定されていないか
  • Windows 10ではKB5087544の対象エディションに該当しているか
  • 更新履歴に同等ビルドが入っていないか

Windows 11では、25H2 / 24H2向けのKB5089549が対象です。Windows 10では、KB5087544の対象環境が限られているため、一般的なWindows 10 Home / Proで同じKBを探しても一致しない場合があります。

更新前後に確認したいこと

確認項目見るポイント
OSバージョンWindows 11 25H2 / 24H2か、Windows 10の対象エディションか
KB番号KB5089549 / KB5087544を混同しない
既知の問題KB5089549は0x800f0922のインストール失敗あり、KB5087544はBitLocker回復キー問題あり
KB5089549失敗時再起動中35〜36%付近で失敗し、0x800f0922が出るか確認
KIR一般利用端末では自動反映が案内されており、再起動で反映が早まる場合がある
Secure Boot証明書更新の流れとSecureBootフォルダー追加を確認
BitLocker企業管理端末では回復キーやポリシー設定を確認
更新後の異常個別症状は月次まとめと個別記事の両方で切り分ける

KB5089549で、現時点では公式確認できていない情報

KB5089549について、2026年5月16日時点では、エラー 0x800f0922 を伴うインストール失敗はMicrosoft公式の既知の問題として確認できます。

一方で、0x80070306 など、ほかのエラーコードを伴うインストール失敗については、Microsoft公式のKB5089549ページ上で既知の問題として掲載されている状態は確認できません。

今後、Microsoftの公式情報に追記があった場合は、月次まとめ記事側へ反映するのが適切です。

関連するWindows Update記事

公式情報

まとめ

2026年5月のWindows Updateでは、Windows 11向けのKB5089549、Windows 10の対象環境向けのKB5087544を中心に確認します。

KB5089549では、2026年5月15日に、エラー 0x800f0922 を伴うインストール失敗がMicrosoft公式の既知の問題として追加されました。Microsoftは、EFI System Partitionの空き容量不足、特に10MB以下の場合に起こりやすいと説明しています。

この問題については、Known Issue Rollback(KIR)による緩和が進められており、一般利用端末では自動反映が案内されています。管理端末では、必要に応じてグループポリシー対応を確認する流れです。

一方、KB5087544では、特定条件を満たす一部環境でBitLocker回復キーが必要になる既知の問題が示されています。

また、Secure Boot証明書更新の流れにより、対象端末では C:\Windows\SecureBoot フォルダーが追加される場合があります。これは企業のIT管理者向けサンプルスクリプトを含むものであり、過度に不安を煽る必要はありません。

今後、Microsoft公式情報に既知の問題や追加の修正情報が追記された場合は、この記事へ反映して確認ポイントを更新します。

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