Microsoftは2026年6月、Windows 11の次回年次機能更新として「Windows 11 バージョン26H2」の情報を公開しました。
ただし、2026年7月6日時点で26H2は一般公開されていません。MicrosoftのWindows 11公式ダウンロードページで案内されている現行リリースは25H2です。
一方、Windows 11 26H1は、2026年2月10日から一部の新しいデバイス向けに提供されています。既存の24H2・25H2搭載PCへ配信される通常の機能更新ではありません。
26H2は現在、Windows Insider ProgramのExperimentalチャネルでプレビューされています。一般利用者は非公式ISOやInsider向けビルドを使って急いで更新せず、Windows Updateで正式に提供されるまで待つのが基本です。
結論:24H2・25H2利用者は正式配信まで待てばよい
- Windows 11 26H2は、2026年7月6日時点では一般公開前
- Microsoft公式ダウンロードページで案内される現行リリースは25H2
- 26H1は一部の新しいデバイス向けに提供済み
- 24H2と25H2は、26H2へenablement package(eKB)で更新できる予定
- 26H1は26H2への直接更新対象ではない
- Experimentalチャネルはテスト環境向けであり、普段使いのPCには推奨しない
- 正式配信後も、バックアップやBitLocker回復キーを確認してから更新する
- 会社や学校のPCでは、利用者判断で更新せず管理者へ確認する
現時点で一般利用者が26H2のために特別な操作をする必要はありません。Windows Updateを最新状態に保ち、MicrosoftとPCメーカーの正式案内を待ってください。
Windows 11 26H2の現在の状況
| 確認項目 | 2026年7月6日時点の状況 |
|---|---|
| 26H2の一般公開 | まだ一般公開されていない |
| Microsoft公式ダウンロードの現行リリース | Windows 11 25H2 |
| 26H1 | 2026年2月10日から一部の新しいデバイス向けに提供 |
| 26H2のプレビュー | Windows Insider ProgramのExperimentalチャネル |
| 26H2のプレビュービルド | ビルド26300系 |
| 26H2の正式配信日 | 具体的な日付は未公表 |
| 24H2・25H2から26H2への更新 | eKBによる更新が可能 |
| 26H1から26H2への更新 | 直接更新できない |
Microsoft LearnのFlight Hubでは、26H2のプレビューがビルド26300として掲載されています。2026年6月26日公開のExperimental Preview Build 26300.8758も、25H2上でenablement packageを適用してビルド26300へ切り替える構成です。
Experimentalチャネルで試されている機能は、正式版へそのまま搭載されるとは限りません。内容が変更されたり、削除されたり、一般公開されない可能性もあります。
24H2・25H2・26H1・26H2の違い
| バージョン | 主な位置付け | 26H2への更新 |
|---|---|---|
| Windows 11 24H2 | 現在も利用されている一般公開版 | eKBで26H2へ更新可能 |
| Windows 11 25H2 | Microsoft公式ダウンロードで案内される現行リリース | eKBで26H2へ更新可能 |
| Windows 11 26H1 | 一部の新しいデバイス向けに提供される別系統のプラットフォーム | 26H2へ直接更新できない |
| Windows 11 26H2 | 2026年後半向けの年次機能更新 | 現在はExperimentalチャネルでプレビュー中 |
24H2、25H2、26H2は同じshared servicing branchを使用します。Microsoftは、これらのバージョン間では同じソースコード、セキュリティ修正、非セキュリティ修正、互換性テストの基盤を共有すると説明しています。
26H1は名称が似ていますが、24H2・25H2・26H2とは異なるWindowsコアを使用する別系統です。既存の24H2・25H2搭載PCが、26H1を経由して26H2へ進むわけではありません。
26H1はすでに一部の新しいデバイス向けに提供されていますが、既存PCへWindows Updateで配信される機能更新ではありません。
eKBとは何か
eKBは「enablement package」の略で、月例更新を通じてPC内へあらかじめ配信されている新機能を有効化する小さな更新パッケージです。
従来の大型機能更新では、OS全体に近い大きなファイルをダウンロードし、長いインストール処理が必要になる場合がありました。
同じサービスブランチにあるバージョン同士では、必要なプログラムが月例更新に含まれた状態で配信されます。正式な公開時期になると、eKBが無効化されていた機能を有効化し、Windowsのバージョン番号を切り替えます。
- フル機能更新よりダウンロードサイズを小さくできる
- 更新時間を短縮しやすい
- PCの再起動時間を短くしやすい
- OS全体を入れ替える更新より影響を抑えやすい
- 互換性確認を新たに有効化される機能へ集中しやすい
ただし、eKBだから不具合が絶対に起きないわけではありません。新たに有効化される機能、ドライバー、セキュリティソフト、業務アプリとの組み合わせは、正式配信後も確認が必要です。
24H2から25H2を経由せず26H2へ更新できるのか
Microsoftのshared servicing model資料では、24H2、25H2、26H2は同じサービスブランチにあり、24H2または25H2から26H2へenablement packageで更新できると説明されています。
そのため、26H2へ更新するためだけに、利用者が先に25H2を手動インストールする必要があるとは限りません。
ただし、実際の提供方法は、PCの構成、現在の更新状況、互換性保護、企業の更新ポリシーなどによって異なる可能性があります。
Windows Updateに26H2が表示されない場合でも、すぐに不具合と判断せず、MicrosoftとPCメーカーから正式に提供されるまで待ってください。
26H1は26H2へ直接更新できない
Windows 11 26H1は、一般的な年次機能更新ではなく、次世代のシリコンと新しいハードウェアをサポートするためのプラットフォーム変更を含むバージョンです。
Microsoftのリリース情報では、26H1のGeneral Availability Channelにおける最初の提供日は2026年2月10日です。ただし、提供対象は2026年第1四半期以降に登場する一部の新しいデバイスに限定されています。
Microsoftは、26H1搭載デバイスは2026年後半の次回年次機能更新、つまり26H2へ直接更新できないと説明しています。26H1搭載デバイスには、将来の別のWindowsリリースへ進む更新経路が用意されます。
26H1搭載PCに26H2が表示されなくても、故障や更新失敗を意味するわけではありません。26H2の更新が表示されないことを理由に、非公式ISOや要件回避ツールを使用しないでください。
26H1の位置付けについては、Windows 11 26H1とは?既存PCに配信されない理由と24H2・25H2で確認したいことで詳しく整理しています。
26H2配信前に確認しておきたいこと
1. 現在のWindowsバージョンを確認する
WindowsキーとRキーを押し、「winver」と入力すると、現在のWindowsバージョンとOSビルドを確認できます。
- 24H2
- 25H2
- 26H1
- Windows Insider Preview
どのバージョンを使っているかによって、26H2への更新経路が異なります。
2. Windows Updateを最新状態にする
eKBで更新するには、事前の月例更新に新しい機能のプログラムが含まれている必要があります。
設定から「Windows Update」を開き、保留中のセキュリティ更新や再起動が残っていないか確認してください。
3. バックアップを確認する
重要なファイルをOneDrive、外付けストレージ、NASなどへバックアップします。バックアップ先のファイルが実際に開けることも確認してください。
4. BitLocker回復キーを確認する
デバイス暗号化やBitLockerが有効なPCでは、更新後に回復キーを求められる場合に備えて、保存場所を確認します。
回復キーをWebページやSNSへ公開したり、他人へ送信したりしないでください。
5. 空き容量と電源を確認する
eKB自体が小さくても、月例更新、更新用一時ファイル、復元用ファイルなどには空き容量が必要です。
ノートPCは電源アダプターへ接続し、更新中に強制終了しないようにしてください。
6. PCメーカーとソフトウェアの対応情報を確認する
- グラフィックドライバー
- Wi-Fi・Bluetoothドライバー
- プリンタードライバー
- セキュリティソフト
- バックアップソフト
- VPNクライアント
- 業務アプリ
正式配信直後に急いで更新する必要がない環境では、メーカーの対応情報や既知の問題を確認してから更新する方法もあります。
Windows Updateに26H2が表示された時の対応
- 表示された更新が正式なWindows Update経由か確認する
- 現在のバージョンが24H2・25H2・26H1のどれか確認する
- MicrosoftのWindows release healthで既知の問題を確認する
- PCメーカーの26H2対応情報を確認する
- バックアップとBitLocker回復キーを確認する
- 保留中の再起動や更新がないか確認する
- 業務PCでは管理者の許可を確認する
Windows Updateに表示されない場合、非公式サイトからISOや更新パッケージを探す必要はありません。
段階的な配信、互換性保護、ドライバー、アプリの問題などにより、PCごとに提供時期が異なる場合があります。
Experimentalチャネルで26H2を試す場合
Windows Insider ProgramのExperimentalチャネルでは、正式公開前の26H2を確認できます。
ただし、Experimentalチャネルは新機能や変更を早期に検証するための環境です。次のようなPCでは使用を推奨しません。
- 仕事で毎日使用するPC
- 学校や会社から貸与されたPC
- 保存データのバックアップがないPC
- トラブル時に初期化できないPC
- 1台しか所有していないメインPC
プレビュー版の機能は変更・削除される可能性があります。Experimentalチャネルの画面を見て、正式版の仕様や配信内容が確定したと判断しないでください。
会社・学校の管理PCでは管理者へ確認する
会社や学校のPCでは、Windows Update for Business、Intune、WSUSなどを使って、更新時期が管理されている場合があります。
26H2が表示されても、利用者判断で更新設定を変更したり、インストールアシスタントやISOを使用したりせず、管理者へ確認してください。
- 現在のWindowsバージョン
- 現在のOSビルド
- PCのメーカーと型番
- Windows Updateに表示された内容
- 業務アプリや周辺機器の利用状況
- 更新期限や社内案内の有無
よくある質問
Windows 11 26H2の正式配信日はいつですか?
2026年7月6日時点では、具体的な一般配信日は公表されていません。Microsoftは2026年後半の年次機能更新として案内しており、現在はExperimentalチャネルでプレビューされています。
24H2から25H2を経由せず26H2へ更新できますか?
Microsoftの資料では、24H2と25H2のどちらからでも、26H2へeKBで更新できると説明されています。
ただし、実際の提供条件や配信時期はPCごとに異なる可能性があります。正式配信後のWindows UpdateとMicrosoftの案内を確認してください。
26H1のPCに26H2が表示されないのは不具合ですか?
不具合とは限りません。Microsoftは26H1から26H2へ直接更新できないと説明しています。26H1搭載PCには、将来の別のWindowsリリースへ進む経路が用意される予定です。
26H1はまだ一般公開前ですか?
26H1は一般公開前ではありません。2026年2月10日からGeneral Availability Channelで提供されています。
ただし、既存の24H2・25H2搭載PCへ提供される更新ではなく、一部の新しいデバイスへプリインストールされる限定的なリリースです。
すでに26H2と表示されています
Windows Insider ProgramのExperimentalチャネルへ参加している可能性があります。
設定の「Windows Update」→「Windows Insider Program」で、参加チャネルを確認してください。会社や学校のPCでは、設定を変更せず管理者へ確認します。
26H2は大型アップデートではないのですか?
26H2は年次機能更新ですが、24H2・25H2からの更新は、OS全体の入れ替えではなくeKBで行える構成です。
更新処理が軽くなる可能性はありますが、互換性確認、バックアップ、既知の問題の確認は必要です。
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まとめ
- Windows 11 26H2は2026年7月6日時点では一般公開前
- Microsoft公式ダウンロードページで案内される現行リリースは25H2
- 26H1は2026年2月10日から一部の新しいデバイス向けに提供されている
- 26H2はExperimentalチャネルでプレビューされている
- 24H2と25H2からはeKBで26H2へ更新できる
- 26H1から26H2へは直接更新できない
- 一般利用者はWindows Updateの正式配信を待つ
- 更新前にバックアップ、BitLocker回復キー、空き容量、対応状況を確認する
- 会社や学校のPCでは管理者へ確認する
現時点では、26H2を手動で探してインストールする必要はありません。まず現在のWindowsバージョンを確認し、月例更新を適用した状態で正式な案内を待ってください。