2026年4月のWindows Updateについて、不具合情報や確認ポイントを整理します。
この記事では、Windows11とWindows10向けの2026年4月更新プログラムについて、Microsoft公式情報をもとに対象KB、既知の問題、更新に失敗した時の確認ポイントをまとめます。
なお、Windows Updateの不具合は環境によって発生状況が異なります。この記事では、Microsoft公式情報で確認できる内容と、注意しておきたい確認ポイントを分けて整理します。
古いWindows Update記事と混同しないように、この記事は「2026年4月」のWindows Update情報として扱います。
2026年4月のWindows Update対象KB
2026年4月14日に公開された主なWindows向け更新プログラムは以下です。
| 対象OS | KB番号 | OSビルド | 公式情報 |
|---|---|---|---|
| Windows 11 25H2 / 24H2 | KB5083769 | 26200.8246 / 26100.8246 | Microsoft公式ページ |
| Windows 11 23H2 | KB5082052 | 22631.6936 | Microsoft公式ページ |
| Windows 10 22H2 / 21H2 ESU | KB5082200 | 19045.7184 / 19044.7184 | Microsoft公式ページ |
Windows10については、通常サポート終了後の時期に入っているため、ESU環境かどうかも確認ポイントになります。
2026年4月30日に公開されたWindows 11 25H2 / 24H2向けのプレビュー更新については、KB5083631の内容・不具合・入れるべきかの確認ポイントで詳しく整理しています。
Windows11 25H2 / 24H2:KB5083769
Windows11 25H2 / 24H2向けの2026年4月更新プログラムは、KB5083769です。
Microsoft公式ページでは、2026年4月14日公開、OS Builds 26200.8246 and 26100.8246 と案内されています。
この更新プログラムには、セキュリティ修正や品質改善が含まれています。Windows11 25H2 / 24H2を使っている場合は、Windows11 23H2向けのKB5082052や、Windows10向けのKB5082200とは対象が異なるため、混同しないようにしてください。
Windows11 23H2:KB5082052
Windows11 23H2向けの2026年4月更新プログラムは、KB5082052です。
Microsoft公式ページでは、2026年4月14日公開、OS Build 22631.6936 と案内されています。
Windows11 23H2を利用している場合は、Windows11 24H2 / 25H2向けのKB5083769とは対象KBが異なるため、混同しないように注意が必要です。
Windows10:KB5082200
Windows10向けの2026年4月更新プログラムとして、KB5082200が確認できます。
Microsoft公式ページでは、Windows10 version 22H2 / 21H2 として、OS Builds 19045.7184 and 19044.7184 が案内されています。
ただし、Windows10は2025年10月14日にサポート終了済みです。2026年時点でWindows10を利用している場合は、Extended Security Updates(ESU)の対象かどうかも確認してください。
KB5086672との違い
2026年4月のWindows Updateを調べていると、KB5083769だけでなく、KB5086672やKB5083631というKB番号も見かけることがあります。
KB5086672は、2026年3月31日に公開されたWindows11 25H2 / 24H2向けの帯域外更新です。KB5083769は2026年4月14日の月例更新で、KB5083631は2026年4月30日の非セキュリティプレビュー更新です。公開日と目的が異なるため、同じ更新として扱わないようにしてください。
| KB番号 | 公開日 | 対象 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| KB5086672 | 2026年3月31日 | Windows 11 25H2 / 24H2 | 帯域外更新。3月プレビュー更新に関連する問題への対応を含む |
| KB5083769 | 2026年4月14日 | Windows 11 25H2 / 24H2 | 2026年4月の月例更新 |
| KB5083631 | 2026年4月30日 | Windows 11 25H2 / 24H2 | 非セキュリティのプレビュー更新。不具合確認、入れるべきか、RDP警告表示崩れなどの確認対象 |
検索結果でKB5086672、KB5083769、KB5083631が混ざって出てくる場合でも、まず自分のPCに表示されているKB番号、OSビルド、更新日を確認してください。
KB5083631については、KB5083631の内容・不具合・入れるべきかの確認ポイントで詳しく整理しています。
確認されている既知の問題
2026年4月のWindows Updateでは、Microsoft公式ページ上でいくつかの既知の問題が案内されています。
ここでは、Windows11 / Windows10で確認しておきたい内容を整理します。
BitLocker回復キーの入力を求められる可能性
一部の環境では、更新プログラムのインストール後、最初の再起動時にBitLocker回復キーの入力を求められる可能性があります。
Microsoft公式情報では、これは特定のBitLockerグループポリシー構成など、複数の条件を満たす一部環境に限定される問題として説明されています。
個人利用の一般的なPCでは該当しにくい条件とされていますが、BitLockerを有効にしている場合や、会社・組織管理のPCでは注意しておく価値があります。
- BitLockerを有効にしているか確認する
- 回復キーを確認できる状態にしておく
- 会社や組織のPCでは管理者に確認する
- 更新前に重要データのバックアップを取る
BitLocker回復キーを求められた場合、回復キーがないと起動できない可能性があります。更新前に回復キーの保存場所を確認しておくのが安全です。
Secure Boot証明書やBitLocker回復に関する注意点は、以下の記事でも整理しています。
Secure Boot証明書が2026年6月から期限切れへ|Windowsで確認しておきたいこと
リモートデスクトップの警告表示が正しく表示されない可能性
Microsoft公式情報では、Remote Desktop(RDP)ファイルを開く際のセキュリティ警告が、一部環境で正しく表示されない可能性も案内されています。
複数モニターで表示倍率が異なる場合に、警告ウィンドウの文字が重なったり、ボタンが一部隠れたりする可能性があるとされています。
この問題への回避策として、Microsoft公式ページでは、各モニターの表示スケーリングを同じ設定にする方法が案内されています。
- 複数モニターを使っている場合は表示倍率を確認する
- 100%と125%など、異なるスケーリング設定が混在していないか確認する
- RDPファイルを開く場合は、警告内容が正しく読めるか確認する
RDPファイルの警告表示が読みにくい場合は、2026年4月30日のプレビュー更新である KB5083631のRDP警告表示崩れに関する確認ポイントも確認してください。
KB5083769が入らない場合の確認ポイント
KB5083769がWindows Updateで入らない場合でも、すぐにKB5083769自体の不具合と断定しない方が安全です。
更新に失敗する原因は、Windows Updateの一時的な失敗、破損した更新キャッシュ、システムファイルの破損、空き容量不足、セキュリティソフトやバックアップソフトの干渉、再起動待ちの更新など、複数考えられます。
まずは以下の順で確認します。
- PCを再起動してから再試行する
- 空き容量を確認する
- Windows Updateのトラブルシューティングを実行する
- インストールに失敗したエラーコードを控える
- Microsoft公式ページで対象OSとKB番号を確認する
- セキュリティソフトやバックアップソフトが処理中でないか確認する
- 必要に応じてDISMやSFCでシステムファイルを確認する
手動でMicrosoft Update Catalogから入れる場合は、Windows 11のバージョン、CPUアーキテクチャ、対象KBを間違えないようにしてください。
Microsoft Update Catalog – KB5083769
0x800f0983 / 0x80070020 / 0x800f081f が出る場合
KB5083769のインストール時に、0x800f0983、0x80070020、0x800f081f などのエラーコードが出る場合があります。
ただし、これらのエラーコードだけで原因を1つに決めることはできません。更新パッケージ、Windows Updateの状態、システムファイル、別アプリの干渉などを順番に確認します。
| エラーコード | 確認したいこと | 最初に試すこと |
|---|---|---|
| 0x800f0983 | 更新パッケージの適用失敗、Windows Update側の一時的な失敗、更新履歴 | 再起動、Windows Update再試行、トラブルシューティング |
| 0x80070020 | 別プロセスが更新ファイルを使用していないか、セキュリティソフトやバックアップ処理の干渉 | 再起動、常駐アプリ確認、時間を置いて再試行 |
| 0x800f081f | システムファイルやコンポーネントストアの破損、必要ファイルの不足 | DISM、SFC、修復インストールの検討 |
公式の一般的なWindows Updateトラブルシュートでは、CBS.logの確認、DISM、SFCなどの確認手順が案内されています。エラーコードが出ている場合は、コードだけで判断せず、ログや更新履歴も確認してください。
管理者向け・検証環境での確認例として、次のようなコマンドを使う場合があります。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
sfc /scannow
コマンド操作に慣れていない場合や、業務用PCの場合は、無理に実行せず管理者や詳しい人に確認してください。
修正済みとして案内されている内容
2026年4月更新では、過去の更新で発生していた一部問題の修正も含まれています。
たとえば、Microsoftアカウントでのサインイン時に、インターネット接続があるにもかかわらず「インターネットがない」ようなエラーが出る問題について、修正済みとして案内されています。
また、Secure Boot更新後にBitLocker Recoveryへ入る可能性がある問題についても、修正内容が含まれています。ただし、前述の通り、特定のBitLockerグループポリシー構成では別途既知の問題として注意が必要です。
2026年4月のWindows Update前に確認したいこと
Windows Updateを適用する前に、以下を確認しておくと安全です。
- 重要なファイルのバックアップ
- BitLocker回復キーの確認
- Windowsのバージョン確認
- 対象KB番号の確認
- 業務用PCの場合は管理者や社内ルールの確認
- 複数モニター利用時の表示倍率確認
- 更新後に問題が出た場合の復旧手順確認
特にBitLockerを有効にしているPCでは、回復キーを確認できる状態にしてから更新することをおすすめします。
自分のWindowsバージョンを確認する方法
どのKBが対象になるかは、Windowsのバージョンによって異なります。
バージョンを確認するには、以下の方法が簡単です。
Windowsキー + R
winver
Enter
表示された画面で、Windows11 24H2、25H2、23H2、Windows10 22H2などのバージョンを確認できます。
Windows Updateの不具合情報を調べる場合は、OS名だけでなく、バージョンとKB番号をセットで確認するのが重要です。
不具合が出た場合の確認ポイント
Windows Update後に不具合が出た場合は、まず以下を確認します。
- インストールされたKB番号
- Windowsのバージョン
- 発生している症状
- すべてのPCで起きるのか、特定PCだけなのか
- 周辺機器やドライバー更新の影響がないか
- Microsoft公式の既知の問題に該当するか
不具合の原因をすぐにWindows Updateと断定するのは危険です。
同じタイミングで、ドライバー更新、アプリ更新、セキュリティソフト更新、ハードウェア不良などが重なることもあります。
古いWindows Update記事と混同しないように注意
Windows Updateの不具合情報を調べていると、過去の更新プログラムの記事が検索結果に出ることがあります。
たとえば、2024年4月のKB5036892に関する記事は、2026年4月のWindows Updateとは対象KBが異なります。
古い記事を参考にする場合は、必ず以下を確認してください。
- 記事の日付
- 対象OS
- KB番号
- OSビルド番号
- Microsoft公式ページの更新日
この記事は、2026年4月のWindows Update情報として作成しています。
関連する過去記事
過去のWindows Update不具合情報については、以下の記事でもまとめています。
ただし、上記の記事は2024年4月のKB5036892についての記事です。2026年4月のWindows Update情報とは対象が異なるため、この記事とは分けて確認してください。
Windows Update関連の記事
Windows Updateや関連する不具合情報は、以下の記事でも整理しています。
- KB5083631とは?Windows 11 25H2 / 24H2向けプレビュー更新の内容と注意点
- Secure Boot証明書が2026年6月から期限切れへ|Windowsで確認しておきたいこと
- 新しいWindows Updateとは?一時停止や再起動タイミングの改善ポイント
- Windows 11 25H2の入手方法と更新前に確認したいポイント
公式情報
この記事では、以下のMicrosoft公式情報を確認しています。
- 2026 年 4 月 14 日 — KB5083769 (OS ビルド 26200.8246 および 26100.8246)
- 2026 年 4 月 14 日 — KB5082052 (OS ビルド 22631.6936)
- 2026 年 4 月 14 日 — KB5082200 (OS ビルド 19045.7184 および 19044.7184)
- 2026 年 3 月 31 日 — KB5086672 (OS ビルド 26200.8117 および 26100.8117) 帯域外
- Troubleshoot problems updating Windows – Microsoft Support
- Windows Update の一般的なエラーと軽減策 – Microsoft Learn
まとめ:2026年4月のWindows UpdateはKB番号と対象OSを分けて確認する
2026年4月のWindows Updateでは、Windows11 25H2 / 24H2向けにKB5083769、Windows11 23H2向けにKB5082052、Windows10向けにKB5082200が確認できます。
既知の問題としては、特定環境でBitLocker回復キーの入力を求められる可能性や、リモートデスクトップの警告表示が正しく表示されない可能性が案内されています。
KB5083769が入らない場合や、0x800f0983 / 0x80070020 / 0x800f081f などのエラーコードが出る場合でも、すぐにWindows Updateそのものの不具合と断定しないことが重要です。Windows Updateの状態、システムファイル、セキュリティソフト、バックアップソフト、空き容量などを順番に確認してください。
Windows Updateの不具合情報を確認するときは、「Windows10」「Windows11」だけで判断せず、対象バージョン、KB番号、OSビルド、Microsoft公式情報を確認するのが安全です。
特にWindows10はサポート終了後の扱いになるため、ESU環境かどうかも含めて確認しておくとよいです。